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【特別編】レザー・絵画講習会 講師の作品をご紹介いたします

2024年3月19日

【特別編】レザー・絵画講習会 講師の作品をご紹介いたします

令和5年4月から令和6年3月までの1年間すべての講習会日程が終了しました。1年間ご尽力いただいた講師の皆さまに感謝を申し上げます。今回は講師の作品をご紹介いたします。
レザー講習会は辻󠄀村先生と田原先生の2名が担当し、絵画講習会は興安先生が担当しました。

辻󠄀村先生の作品

辻󠄀村先生の作品はとにかくお洒落です。右に置かれているハンドバッグとお財布はカービングという手法が使われています。カービングとは、刻印などを使用して革を圧縮することによって模様を表現する技法です。生き生きとした花の刻印がとても素敵です。

左に飾られているバックパックは、リバーシブルになっています。晴れた日は皮の面でシックな装いを楽しむことができ、裏に返すと雨の日でも持ち歩けるようになります。
先生は講習会にいらっしゃるときも自作の洋服を着てこられます。着物をリメイクしたリバーシブルのズボンも見せていただきました。来年度も先生の作品を拝見するのが楽しみです。

田原先生の作品

田原先生の作品はとても可愛らしいです。この写真に飾られている作品はすべて形が違っています。皮のどこの場所を切り取るのか、また皮を立体に仕上げていくときの微妙な力のかかり具合によって、完成作品は同じ形にならないそうです。写真の後ろに見えるとおり、雪が降った週に行われた作品展でした。ご来場いただいた方々、ありがとうございました。

田原先生は講習会の合間に、ほのぼのとする作品を作ってくださいます。シーズンのイベントごとに作った皮作品は、受付に飾ってあります。ご来館いただいた際には、ぜひ探してみてください。

興安先生の作品

作品名「草原の友」、40×60cm 紙に墨、顔彩、2018年
興安(ひんがん)先生はモンゴル出身です。日本とバックグラウンドの違う先生の作品は、遊牧民を扱われることがよくあり、勢いのある情熱的な絵が印象的です。今回の作品に関して先生からコメントをいただきました。
「草原に生きる遊牧民たちにとって、馬は昔からその生活に欠かせない友人ですね。馬は格好いいし、走りが速い、しかも力強いです。この一枚ではその馬の姿を表現しました。」

講習会では水墨画の描き方を指導していました。受講生の2名は水墨画の虜になり、毎週熱心に学んでいました。その2名の作品も作品展で展示されました。前回のブログで紹介しているので、そちらをご覧いただければ幸いです。

今年度の講習会のご紹介は、これで最後になります。
また来年度のレポートも楽しみにお待ちくださいませ。

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